自動車保険・保険料の決定の仕組み等について(等級別料率制度)

自動車保険・保険料の決定の仕組み等について(等級別料率制度)

等級別料率制度とは 1~20等級及び「無事故」「事故有」の区別によってお客さまの保険料が割引・割増される制度です。
この制度では、保険金をお支払する事故の有無、事故内容、事故件数等により、継続契約の等級および事故有係数適用期間が決定されます。


等級の決まり方

等級は、どうやって決まるの?

1年間無事故だと等級が1つ上がり、事故があったら等級が下がります。


自動車保険を新たにご契約される場合は6等級からスタートします。

6等級(S)からのスタートとなります。事故有係数適用期間は0年です。
2台目以降のお車について新たにご契約される場合(注)で、セカンドカー割引の適用条件をすべて満たすときは、7等級(S)からの スタートとなります。また、 事故有係数適用期間は0年です。

  • (注) ご契約の始期日時点で1台目のご契約(他の保険会社または共済とのご契約を含みます。) がある場合をいいます。
1台目のご契約 6等級(S) 割増3%
2台目以降のご契約 7等級(S) 割引38%

※セカンドカー割引の適用条件については、『ご契約のしおり(普通保険約款・特約)』をご覧ください。


事故の取扱い

3等級ダウン、1等級ダウン、ノーカウントって、どんな事故?

たとえばこんな事故です。

自動運転中(注1)の事故により保険金をお支払いする場合(注2)は、「ノーカウント事故」として取り扱います。

  • (注1) 自動運転中とは、ご契約のお車の自動運行装置が作動中であり、運転者が運転操作に全く関与する必要がない状態をいいます。
  • (注2)「1等級ダウン事故」として扱われる場合を除きます。


2012年10月に、「等級すえおき事故」 を廃止しました。

「火災や盗難により車両保険金のみ支払われる事故」などは、 2012年9月30日以前始期契約まで「等級すえおき事故」として取り扱っていましたが、 2012年10月1日以降始期契約より「1等級ダウン事故」として取り扱うようになりました。


等級別の割増引率

同じ等級なら、事故があってもなくても保険料は同じなの?

いいえ。事故があった方は、事故がなかった方と比べて、保険料が高くなります。


事故がなかった方とあった方で、等級別の割増引率が異なります。

  • (注1) 一部の補償については、割増引率が適用されません。
  • (注2) 1等級連続事故契約割増が適用される場合は、さらに割増が適用されます。

※1等級~6等級(F)は、「無事故」の割増引率と「事故有」の割増引率が同じです。
※『GK クルマの保険・ドライバー保険(自動車運転者損害賠償責任保険)』については、6等級の場合は6(F)の割増引率を、7等級の場合は7(F)の割増引率をご参照ください。


事故有係数適用期間

事故があったら、ずっと「事故有」の割増引率のままなの?

いいえ。一定期間を過ぎると、「無事故」の割増引率に戻ります。


「事故有係数適用期間」ってなあに?

「事故有」の割増引率を適用する期間(始期日時点における残り年数) をいいます。上限は「6年」です。

継続前のご契約で「3等級ダウン事故」または「1等級ダウン事故」があった場合は、 継続契約に「事故有」の割増引率が適用されます。
「事故有」の割増引率は、事故に応じた「事故有係数適用期間」の間適用され、その後「無事故」の割増引率に戻ります。

前年の発生事故 事故有係数適用期間
3等級ダウン事故 1件 3年
1等級ダウン事故 1件 1年

他社からの切替

他の保険会社または共済から切り替えるときはどうなるの?

前契約の等級、事故有係数適用期間や事故件数等に基づいて、当社のご契約の等級および事故有係数適用期間を決定します。



等級別料率制度は、より公平な保険料負担を目指して2012年10月に改定されました。

改定の背景

  • ●改定前の制度では「事故のなかった方」も「事故のあった方」も、 同じ等級であれば同一の割増引率が適用され、 保険料も同じでした。
  • ●しかし実際には、下記イメージ図のとおり、「事故のあった方」は「事故のなかった方」に比べて、リスク実態が高い状況にあります。
  • ●つまり、 改定前の等級別料率制度では、「事故のあった方」が本来負担すべき保険料の一部を、「事故のなかった方」が代わりに負担していただくこととなっていました。
  • ●こうした状況を踏まえた「参考純率」の改定を受け、当社でもより公平な保険料負担を目指し、2012年10月に等級別料率制度を改定しました。

改定前(2012年9月以前)の「12等級のご契約のリスク実態(注1)と保険料負担」


  • (注1) リスク実態とは事故を起こした実績を等級ごとに指数化したものであり 、 数値が大きいほど、 お支払いした保険金が多いことを表しています。
  • (注2) 改定前(2012年9月以前) の12等級の等級別係数(割増引率): 0.56(割引44%)

※2011年9月26日届出の参考純率に関する「自動車保険参考純率改定説明資料」(損害保険料率算出機構) に基づいています。


「参考純率」とは
損害保険料率算出機構が、会員である損害保険会社の契約や事故のデータをもとに算出し、参考値としてそれぞれの損害保険会社に提供している保険料率です。現在、多くの損害保険会社が、この「参考純率」をベースに自社の自動車保険料を算出しています。


3つの特長

特長
1
事業活動にあわせて選べる自動車保険
「基本的な補償」と、事業活動に伴うリスクやニーズに応じてお選びいただける「オプションの特約」で、お客さまの事業活動に応じた自動車保険をご提供します。
特長
2
スムーズな解決に導く事故対応
事故の発生から解決まで、高度な知識を持ち多くの経験を積んだ専門スタッフが、チーム一丸となって対応します。
特長
3
充実のロードサービス 
事故や故障等でお車が動かなくなった場合は、現場での応急処理やレッカーけん引など、充実のロードサービスをご提供します。

当ページにおける名称、条件等は、パンフレットをご確認ください。

 
 

承認番号:B23-100899  承認年月:2023年12月 引受保険会社:三井住友海上